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【完全保存版】タロットカードの小アルカナの意味一覧と覚え方!

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タロットカード
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タロットカードの小アルカナは、大アルカナの大きな流れに詳細な感情や、より実践的なアドバイスをもたらす意味があります。

56枚も覚えるの大変!と思う方も多いと思いますが、絵柄をじっくり見ると意味を読み解くことができるので、最初は数字と絵柄を一緒に覚えなくても大丈夫。

この記事では、小アルカナの意味とその覚え方を、徹底解説します!

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小アルカナの構成は4種類のテーマ別

小アルカナは、ワンド、ソード、カップ、ペンタクルの4つのスートからなっていて、それぞれテーマをもっています。

Screenshot
スートテーマエネルギー
ワンド(棒)情熱、行動力、男性性
ソード(剣)知性、情報、思考
カップ(聖杯)感情、愛情、女性性
ペンタクル(お金)現実的、物質的価値

また、4つのスートの構成は、どれも10枚の数字カード(ヌーメラルカード)と4枚の人物カード(コートカード)です。

それぞれのスートにはテーマごとに物語があり、1から始まって10、ペイジ、ナイト、クイーンと成長し、キングが完成形と捉えらることができます。

小アルカナはスートの意味+数字の意味で読み解いていきます。

【数字カード】Aから10までの共通の意味

各スートの数字カードには共通の意味があるので、これさえ頭に入れておけば、読み解くのがとっても楽になりますよ。

  1. 始まり、スタート
  2. 選択、バランス
  3. 発展、創造性
  4. 安定、現実
  5. 変化、挑戦
  6. 調和、美
  7. 探求、神秘
  8. 継続、力
  9. 精神性、リセット
  10. 完成、完結

【人物カード】共通の意味

各スートにある人物カードにも、共通の意味があります。

Screenshot
人物共通の意味
ペイジ(小姓)若さ、未熟
ナイト(騎士)行動力、モチベーション
クイーン(女王)受容、女性性
キング(王)権力、自信、男性性

人物カードの意味は、スートによって若干異なりますが、根底には上記のような意味を持っています。

小アルカナ56枚それぞれの意味

ではさっそく、小アルカナ全56枚それぞれの意味を解説していきます!

ワンド、カップ、ソード、ペンタクル(コイン)の順番です。

ソートの順番はあまり重要ではないという方もいますが、私はワンド〜ペンタクルの順番で人生のプロセスが順々に進んでいくと考えています。

それでは、まずはワンドから!

ワンド14枚の物語

ワンドは情熱ややる気を表します。最初に出てくるのはワンドの1で、「やる気・情熱」が生まれます。

2では、なんとなくこの方向性かな、と方向性が定まりつつあり、やがて進むべき道がはっきりします(3)。

進むべき道が決まって皆からも祝福され(4)、ときには同じ道を進む仲間と切磋琢磨したり意見を闘わせたりしながら(5)、やがて一時の勝利を掴むのです(6)。

その分野のトップに立つと、人より秀でているためトップの座や社員、家族などを守る必要が出てきたりもします。また、自分が責任者となるため、崖っぷちに立たされることもあります(7)。

人生の流れもあなたの味方に。さらなる成功を目指して物事がスピーディーに働きます(8)。

しかし、働き過ぎが仇となり、心身の健康を害することも(9)。

できる限りのことをし尽くし、周囲から見るといっぱいいっぱいの状況になっても、希望を捨てずに進みます(10)。

やがてさらなる高みへの希望ややること、やりがいをみつけ(ペイジ)、新たな挑戦に意欲を燃やします(ナイト)。

押しも押されもせぬ第一人者となり、名声も手に入れることでしょう(クイーン)。

その情熱は尽きることなく、権力を手に入れても前のめりの姿勢でやる気を失いません(キング)。

※これはあくまでも私個人の解釈です。

ワンド各1枚ごとの意味

それではワンド1枚ごとの意味を、ひとつずつ説明します。

絵柄の下の表は、AGM社のウェイト版タロットの解釈書の内容です。

ただし、言葉が少なく端的なので、解釈を広げて膨らますことをおすすめします。

ワンドの1(エース)

正位置始まり
逆位置終わり

雲がもくもくと湧いて、ワンドが1本出てきました。やる気の始まりです。

ワンド(棒)を自分の手でしっかりと握っていることから、能動的で行動力があることを示しています。

背景の色はグレー。現実や道の途中を表しており、現実世界でこれから第一歩を踏み出す予感を感じさせます。

ワンドの2

正位置達成
逆位置予測不可能

手にはワンド(棒)と地球儀。情熱を示すマントと帽子を身に着けていることから、やる気に満ちていることが伺え、世界に向けて飛び出そうという気持ちが表れています。

でも実際にはまだ眺めているだけで、背景がグレーなことから、「こっちの方向かな」となんとなく進むべき方向が定まりつつあることを示しています。

ワンドの3

正位置・逆位置ともに新しい状況の始まり

背景が鮮やかな黄色になり、やる気も十分。海も黄色であることから、しっかりと道が定まって希望に燃えていることを示しています。

ワンドの4

正位置・逆位置ともに平和

家の前で、未来への門出を祝して、家族がお祝いしてくれています。

周囲の人からも応援されていることを示しています。

ワンドの5

正位置ライバル争い
逆位置不毛な戦い

仲間やライバルと切磋琢磨しながら精神面でも成長していることを示します(5:変化、水色:精神性)。

ワンドの5は、意見の交換や議論を示すこともあるため、新たなアイデアを出すという意味もあります。

ワンドの6

正位置前進
逆位置後退

勝利の凱旋のカードとも呼ばれ、最初の目標に到達し、勝利を収めることを示すカードです。

ただ、馬にかけられた布の色が、成長や芽吹きを表すグリーンであることから、これが終着点ではなく成長の始まりともいえるでしょう。

例えば、起業家を目指していたならば、起業して軌道に乗り始めたことを示します。

ただし、事業を安定的かつ売上を上げ続けることが重要なので、現時点ではとりあえず一旦は目標を達成したという感じです。

ワンドの7

正位置ライバル争い
逆位置不毛な戦い

成長し(緑の洋服)、周囲の仲間よりも頭一つ秀でている状態です。

ただし、人物がもう後ろがない崖の上に立っていることからも、トップに立った分、守るべきものができて必死に守ろうとする状態を示しています。

ワンドの8

正位置有利な立場
逆位置不利な立場

ワンドの8は、「急速な状況の好転」を表します。

願っている状況が思ったより速く訪れるなど、急速に自体が展開していきます。

ワンドの9

正位置抑圧された状況下での強さ
逆位置障害

たくさんの棒に囲まれて自由を制限された状態の中で、傷を負ってもなお経ち続けているさまは、

まさに不利な状況下でも決して屈することのない、芯の強さを表しています。

ワンドの10

正位置抑圧
逆位置裏切り

重い棒をたくさん抱えて遠くまで運んでいる様子から、状況がいっぱいいっぱいの中で頑張っている状況を表します。

同時に数字の「10」は、ひとつの区切り、終わりも示します。

ワンドのペイジ

正位置良い知らせ
逆位置悪い知らせ

良い知らせがやってくることを表すカードです。

ペイジは「小姓」や「若者」を表し、これから学ぶ人も表しています。

ワンドのナイト

正位置決断
逆位置決裂

両前足を高く上げて今にも突進しそうな勢いのこのカードは、決断をして前に進むことだけを考えていることを示します。

カードの絵のごとく、前のめりに打ち込むという状態です。

ワンドのクイーン

正位置尊敬できる人物
逆位置傲慢

片手に情熱ややる気を示すワンド(棒)、もう一方の手には成長や成功を表すヒマワリを持っています。

このカードが示すのは、尊敬できる人物です。

クイーンの前には黒猫がいて、この人物はただやる気があるだけでなく、清濁併せ呑むような懐の深さを持っていることも暗示しています。

ワンドのキング

正位置正直で良心的
逆位置厳格

ワンドのキングは、己のやりたいことや情熱をまっすぐに成しとげ、正直で良心的である人物を示しています。

願望成就した今もなお、視線は遠くの目標を見つめています。

カップ14枚の意味

カップは感情(愛情・気持ち)を表します。エレメントは水です。

カップのエースは、自分のカップが満タンでなお溢れている様子から、自分の心が十分に満たされ、他者にも貢献したいほどの愛情あふれていることを示します。

2では仕事やプライベートの真のパートナーが見つかり、3になると仲間が増えて喜び、踊りながら祝杯をあげます。

しかし、更に状況が進むと「本当に自分が欲しいもの」を待つ姿勢になり、雲が差し出す聖杯も受け取りません。カップの5では、自分は今までのものをなくしたのだと思って落胆しますが、すべてのカップが倒れて水が溢れてしまったわけではありません。2つのカップはまだ残っているのに、背を向けているので見えていません。

やがて、過去の良かった頃を思い出します(6)。そして、自分はすでにたくさんの宝を持っていて、何でも選べるのだと、気付かされます(7)。

自分が成長してステージアップするには、すでに持っているものではなくまだ見つけていないものを探すのだと今あるものを捨てて旅立ち(8)、その結果望むものを手に入れます(9)。

すべてを手に入れ、心が再び満たされて、家族とともに喜びます。もう何も心配することはないのです(10)。

カップのペイジはクリエイティブを表します。新たにインスピレーションが湧き、想像力が掻き立てられるのです。

そして、水をこぼさないように、穏やかに進みます(カップのナイト)。

カップのクイーンは、自分の感情をみつめ、奢らずに内省する人物です。そしてキングは愛情あふれる権力者。包容力があり、すべてを大きな愛で包み込むのです。

カップの1

正位置恋愛
逆位置浮気

カップから水が溢れ出て、湖に流れ出ています。自分の心が十分に愛情で満たされており、他人にも分け与えるだけの愛情がたっぷりあることを示しています。

湖には睡蓮の花が咲いていることから、尊い愛情だということが推測できます。

また、ワンドやソードと違って手がカップを握っているのではなく、手の上に乗せていることから、他者を受け入れる(受動的)豊かな気持ちであることも分かります。

カップの2

正位置相思相愛
逆位置破局

カップを持つ男女から、パートナーとの相思相愛と解釈されることの多いカードです。

ただ、恋愛だけではなく、仕事上のパートナーやプライベートでの仲の良い友人を示す場合もあります。

カップの3

正位置前向きな結論
逆位置状況に流される

3人の女声が楽しげにカップを掲げて乾杯しているようにも、ダンスを踊っているようにも見えます。

このカードは現在の状況を、周囲や見えない存在もお祝いしていることを示します。

カップの4

正位置不満
逆位置新たな展開

雲から差し出されたカップ(愛情)を受け取りもせず、木の根元に座って考えにふける人物。

何かを待っている、欲しいものが来ないなどと解釈されることが多いです。

ただ、寄りかかっている木は黄色で描かれており、その後に来る幸運を暗示しています。

カップの5

正位置失意
逆位置復活

背景のグレー(発展途中)が印象的なこのカードは、カップの水がこぼれて無くしてしまったことを悲しんでいる様子が描かれています。

失意にがっくりと肩を落としていますが、後ろにある倒れていないカップは見えていません。

客観的に見ればまだ残っているものもあるのに、自身は把握できていないことを表しています。

カップの6

正位置思い出
逆位置心機一転

昔を思い出すという意味のカードです。ただ、黄色が大部分を占めており、ただ懐かしんでいるのではなく幸福の予感を示しています。

過去に良かったことや過去に得意だったことを思い出すときにもよく出ます。

カップの7

正位置非現実的
逆位置現実的

7つもの宝物を前にしている様子から、「嬉しい迷い」「欲しいものを1つに決められない」と解釈されることが多いですが、私の経験では「なんでも選べる」と解釈するとハマる人が多いです。

カップの8

正位置衰退
逆位置新しい可能性

今まで積み上げてきた感情や経験(カップ)を捨てて、過ぎ去っていく人物。

ただし、人物の服装が真っ赤(=情熱)であることから、残念というよりは、踏ん切りをつけて新たな可能性の旅に出ると解釈するとハマることが多いです。

カップの9

正位置満足感
逆位置中途半端

ウィッシュカードとも呼ばれ、願いが叶った(または近々叶う)ことを示します。

感情は満足で満たされています。

カップの10

正位置幸せな気分
逆位置不和

タロットカードの10は一区切り、一段落を意味します。

カップの虹の下で家族が幸せそうにしているこのカードは、家族円満や幸せな状況を表します。

カップのペイジ

正位置明確さ
逆位置無頓着

カップから顔をのぞかせているのは、なんと魚。

このカードはインスピレーションやクリエイティブ、人知を超えた展開の始まりと解釈されることが多いです。

カップのナイト

正位置情熱的
逆位置愛情が冷める

カップの中の水をこぼさないよう、慎重に、しかし確実に進んでいく馬と、背筋をぴんと伸ばした騎士。

愛情を着実に育んでいく様子を表しています。

カップのクイーン

正位置献身的
逆位置利己的

自分のカップ(感情)をじっと見つめる女王は、自分の心の内側を深く見つめるという意味や、この大きな愛情をどうやって使おうかとじっくり考えているように見えます。

足元には豊かな水と草花が生えていることから、愛情豊かで献身的な上に立つ人を示します。

カップのキング

正位置責任感
逆位置不誠実

愛情を持って部下を守り、育てるトップ的立場の人を指します。父親、兄、男性の上司、時には年上の彼を示すことがあります。

ソード14枚の意味

ソードは風のエレメントで、知識や情報、思考を表します。

ソードの1(エース)は勝利の始まりを表しますが、ソードの2では2つの情報や思考の間に挟まれて、身動きが取れない状況になります。

その後、下した選択によって傷つき(3)、しばらく頭を休めます(4)。

それでも「こうしたい」という思考で強引に動き、人を蹴落としたりして小さな勝利を勝ち取りますが、追われるようにして別の土地へと移ります(6)。

それでも欲は消滅せず、別の土地でも策略を巡らせて人から奪い、勝利を得て一時は良い気分を味わいます。本来の自分ではなく、混乱した状態に陥っていることを、本人は自覚していません(7)。

しかし、ずっと思考のみで活動してきて感情をおろそかにした結果、自分の心と分離が起きてしまい、思考や情報に縛られて身動きが取れないと感じます(8)。

ついには夜も眠れぬほど思い悩み(9)、思考や情報に、完敗してしまうのです(10)。

この経験を活かし、今度は慎重になります(ソードのペイジ)。しかし、元々頭が良いため何かやれば成功し、本来の大胆不敵さが顔を出します(ナイト)。

トップに立つと、批判的な人になり(クイーン)、業界やその分野での抜きん出た唯一無二の存在になると、頭脳優秀で冷徹な、絶対的権力者としてその名を馳せます(キング)。

ソードの1

正位置力の勝利
逆位置強引

ソードのエースは能動的・男性性を表します。

ソードの最初のカードは力の勝利の始まりです。力とは、権力のこと。

知力によってトップに立つという意味を暗示します。

ソードの2

正位置バランスがとれる
逆位置二重性

ソードの2は、目隠しをして大きな重い剣を首元に持たされている絵です。

少しでも剣を動かすと怪我をしてしまいそうですが、目隠しされているのでうかつに動くことができません。

ウェイト版の解釈では「バランスがとれる」となっていますが、私は「2つの選択肢の間で動けない」、「板挟みに合う」と解釈しています。

ソードの3

正位置深い悲しみ
逆位置喪失

ハートに3本の剣が突き刺さったこのカードは、何かによって傷ついている状況を表します。

ただし、背景がグレーなので、それは成長に向かうための一時的な悲しみや苦しみと捉えることができます。

ソードの4

正位置一時的な休息
逆位置徐々に動き出す

正位置では剣とともに横になっている絵が描かれています。剣=思考なので、一旦思考を休ませて、問題や悩み事から離れるという意味です。

しかし、人物と寝台、剣が黄色のため、休息は必要な栄養の時間であることが示されています。

ソードの5

正位置強欲
逆位置終止符

周囲の人は、剣を捨てて立ち去り、主人公は自分の剣だけでなく人の剣まで方に担いで、さらに手にも持っていることから、欲深さを表します。

ただし、周りとの調和が取れていないことにも気づかずに、悦に入っているのです。

ソードの6

正位置援助を受ける
逆位置逃げられない状況

ソードの6は、何者かの助けを得て、その場から立ち去る(逃げる)カードです。

その場から離れたいと思っているときに、助けの手が差し伸べられて、その場を去れることを意味します。

ソードの7

正位置混乱した状態
逆位置良いアドバイス

人の手を借りて逃げ延びたにもかかわらず、またしても人を欺いてしまうという、混乱状態を示すカードです。

ただし、カード全体が黄色なので、混乱状態でも気持ちは意外と幸福を感じています。

ソードの8

正位置束縛
逆位置事故

知識や思考にがんじがらめになり、身動きが取れない状況を表しています。

しかし、絵をよく見てみると、縛られているロープはゆるく、自分で解けそうです。

ここがこのカードの肝で、本当は縛られていないのに、思い込みによって縛られていると感じているだけということを示しています。

ソードの9

正位置絶望感
逆位置疑心暗鬼

夜も眠れないほど絶望感に打ちひしがれている人物。しかし、ベッドは細かい細工が施してある贅沢なベッドで、実は自分が思うほど絶望的な状況ではありません。

ソードの9も、自分の思い込みや勝手に作った信念によって、「もうダメだ」と感じているだけだということを示しています。

ソードの10

正位置破滅
逆位置成功

うつ伏せに横たわった人物の背中に、10本もの剣が突き刺さっています。

このカードは、今までの思考では破滅することを表しています。または、現在まさに破滅的な状況かもしれません。

ただし、黒い雲と海の間には、夜明け(希望)を示す黄色が表れており、ここが1つの区切りで再出発の予感を感じさせるカードでもあります。

ソードのペイジ

正位置慎重
逆位置陰謀

剣を前に構えるのではなく、体に隠しているような態勢で、慎重さを表しています。

また、ペイジは学生や初心者を表すことから、何かを始める際に慎重になっていることを示します。

また、剣なので、迷いを断ち切り、今後の未来を決断するという意味もあります。

ソードのナイト

正位置恐れ知らず
逆位置軽率な行動

元来頭の良い人なので、軌道に乗れば怖いもの知らずでどんどん進んでいくということを表すカードです。

血気盛んで将来有望な中堅を意味します。

ソードのクイーン

正位置批判的
逆位置自己中心的

人の上に立つ立場では、頭の回転が早いがために、人に批判的な人物になります。

鑑定の場合は、本人と読む場合だけでなく、周囲にそのような上司や母親・姉などがいると読む場合もあります。

ソードのキング

正位置絶対的な権力者
逆位置残酷さ

業界や分野のトップに君臨する権力者を表します。

ただし、温かみのある社長というよりは、ずっと成績優秀だったため人にもそれを求めるような、冷徹で絶対的権力を存分に行使するようなトップです。

クイーンと同じく、上司や父親を表す場合があります。

ペンタクル14枚の意味

ペンタクル(コイン)は、私たちの生きている現実世界や物質全般の象徴です。

ペンタクルのエースは、仕事関連や生活の中でも特にお金の面でのスタートを表します。例えば、起業や新しく就いた仕事、投資などです。

最初は受動的ですが、徐々に資産が育っていくにつれて、お金への感情も変わっていきます。

2は、家庭や事業の経済の浮き沈みがあることを表し、スタートしたばかりなのでやや不安定です。それでも上手にバランスを取っていきます。

ある程度仕事に慣れてくると、仲間や同僚とともに一つの物を作り、同じ目的に向かって進んでいきます(3)。

少し小金が持てるようになると、必死になって守ろうとします(4)が、自分で握りしめてお金を循環(人に貢献する、資産を増やすなど)することをしなかったために、病気や怪我をするとたちまち貧乏になってしまいます。

本当は富はいつでもそばにあるのですが、気が付きません(5)。

この教訓を活かして、今度は寄付やお金のない人にも仕事を与えるなどしてお金を循環させます(6)。

お金は順調に育ちますが、使い道が分からず(7)、お金が増えることよりも世の中のために仕事に打ち込んでいきます(8)。

そして、その努力がみのって富が手に入り、大きなお金で世の中のために様々なことができることに気づくのです(9)。

ペンタクルの10では、家族の幸せや物質的な幸せが手に入り、皆が幸せになります。

ペンタクルのペイジは向上心が旺盛な若者で、さらなるステージアップを目指します。そして情熱を持って着実に歩み(ペンタクルのナイト)、大きな富を得ます(クイーン)。

キングはさらに大きな富を得ますが、その顔は少し飽きた表情。物質面で何不自由なく暮らしていても、もはや挑戦したりする必要がないので、刺激のない退屈な毎日を送っているのです。

ペンタクルの1

正位置反映
逆位置荒廃

雲からにゅっと出てきた手のひらに乗っているのは、物質を表すペンタクル(お金)。

黄色い道は、庭のアーチの向こうに見える遠くの山の方向に続いています。

これから自分の庭を出て、高みを目指すということを示しているかのようです。

ペンタクルの2

正位置浮き沈み
逆位置明るい希望

赤い衣装をまとった若者はやる気満々ですが、まだ始めたばかりなのか2つのバランスを取るのに気を取られています。

不安定は、後ろの大波小波に翻弄される小舟と船にも表れています。

また、このカードは「2つのものの間でバランスを取っている状態」と読んだりもします。

ペンタクルの3

正位置熟練
逆位置平凡

3人の職人が、建物を建設するための相談をしているカードです。

仕事が順調に運び、組織になくてはならない一員となって働く様子を表しています。

ペンタクルの4

正位置勝機を招く
逆位置勝機を逃す

たった4枚の金貨を大事そうに前進で守っている人物。誰にも取られまいと必死な様子から、このカードは、執着や固執を表すこともあります。

ペンタクルの5

正位置貧乏
逆位置見通しが立たない

怪我や病気で苦労している状態を示します。ただし、本人は現状だけをみて「足りない」「苦しい」と思っていますが、すぐ横のマドにはめ込んであるお金(ペンタクル)を見ていないため、近くの富に気が付きません。

人生において、方向性が違う時にもよく表れるカードです。

ペンタクルの6

正位置慈愛
逆位置妬み

天秤を持ちながらお金を人に施している人物が示すのは、「お金の循環」です。

天秤はバランスを表し、お金を持っている人が持っていない人に与えていることから、お金(経済)の循環を表しています。

(人にお金をあげるというのは、現代ではあまり良いことではないように思う人もいるかも知れません。原案はかなり昔に作られたため、おそらく”施しをする人=善人”という概念が採用されているのだと思います)

ペンタクルの7

正位置お金
逆位置お金についての不安

作物がたくさん成っているのを、手を休めて見ている人物。このことから、「お金の使い道に悩む」「お金の成長(資産が増えた)を示す」など、いろいろな解釈ができるカードです。

ペンタクルの8

正位置勤勉
逆位置手抜き

コツコツと仕事をしている様子から、地道な努力や勤勉さを表します。

まじめにコツコツ働いた先には、ペンタクルの9が待っています。

ペンタクルの9

正位置成就
逆位置打算的

たくさん富を得ている優雅な人物。手には飛躍を表す鳥が止まっています。

物質的な成功や成就を表すカードです。

ペンタクルの10

正位置
逆位置浪費

物質的な幸せ、成功を表すカードです。

老人や夫婦と子ども、犬などが描かれていることから、すべて上手くいっていることを示します。

ペンタクルのペイジ

正位置向上心
逆位置見栄っ張り

若者らしい向上心を示すペンタクルのペイジは、これから生活基盤を作っていこう、仕事で成功しようなど、希望に燃えている様子を表します。

ペンタクルのナイト

Screenshot
正位置堅実な進展
逆位置停滞

他のスートのナイトの馬に比べて、重心が低くどっしりとした馬が描かれています。このことから、堅実に経済的な充実を目指していることを示します。

ペンタクルのクイーン

正位置寛大さ
逆位置猜疑心

豪華な玉座に座る女王。玉座の上にも足元にもたくさんの花が咲いていて豊かな大地を表しています。

女王が手に持ってしみじみと見つめているのは大きなコイン。

充足感に浸っている、または、たくさんの富をどのように使おうかと考えているふうにも見えます。

ペンタクルのキング

正位置社会的成功
逆位置腐敗

社会的成功を収め、この世のすべての富を手にしているのになんだか退屈そうな表情の王様。

欲しいものは何でも手に入るので、チャレンジしたり追いかけたりする必要がなく、人生に退屈してしまっているのです。

お金や社会的成功は、本当に欲しいものではなかったのかも…?

まとめ

タロットカードの小アルカナについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

大きな流れのストーリーは、ワンドから始まってカップ、ソード、ペンタクルと、螺旋階段のようにグルグルと登っていきます。

各スートの人物カード(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)の背景の色にも注目してみると面白いですよ。

ワンドはごく薄い水色、カップとソードは水色とグレーが半々ですが、ソードの水色のほうがやや濃い目です。そしてペンタクルは真っ黄色!希望しかないと言わんばかりです。

(色についての解説は「タロットーカードの意味を物語で解説!人物・スート・色も丸わかり」の記事で詳しく書いています)

最後はペンタクルのキングで富の絶頂を迎えますが、すべてを手に入れると人生が退屈になってしまい、再びワンドのエースに戻るのではないかと私は思っています。

また、カード1枚1枚についても、解説書の解釈だけでなく、自分の鑑定経験のデータを取っていくと、「こんなときはこのカードが出てくるな」などが自ずと分かってくるのもタロットの面白いところです。

このように、タロットカードは基本的な解釈のもと、人によって様々な独自の解釈が生まれます。

つまり厳密な「正解」はないと思ってよいでしょう。

あなたも、あなたなりの人生観や価値観を盛り込み、自分だけのタロットカードの解釈を見つけてみてくださいね。

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